銘柄レポート🔖 毎週土曜更新
営業利益▲53%の下方修正で1日▼21%——その半年後、受注は四半期で過去最高。世界最大級の工作機械メーカーが、サイクルの折り返しを試している。
DMG森精機がつくるのは工作機械——金属を削って部品をつくる「機械をつくる機械」で、あらゆる製造業の設備投資に業績が連動する。日本の森精機とドイツのDMGが一つになった日独企業で、売上の約8割が海外。2025年10月に利益急減で売られた株は、2026年5月の「受注過去最高」で切り返し、8/5には2026年の高値3,980円(取引時間中)をつけた。この上げの中身は何か、そして8/4に開示された2Q決算で何が確かめられたかを、この1ページで整理する。
📌 今週の要点:8/4の15:30(取引終了の時刻)に2Q(中間期)決算と通期予想の上方修正が同時に開示された。1〜6月の連結受注は3,352億円(前年同期比+34.8%)、年度の受注見通しは5,800億→6,300億円、通期営業利益は280億→300億円へ増額。株価は開示前の8/4に+4.5%の3,907円(2026年の終値ではいちばん高い)まで買われ、翌8/5は取引時間中に3,980円(2026年の場中高値)をつけたあと▼4.6%で引け、週末8/7は3,655円。週間では▼1.7%(同じ週のTOPIXは+1.8%)。
① 新しく分かったこと(数字はすべて8/4開示の決算短信・業績予想の修正より)
・受注:中間期(1〜6月)3,352億円・前年同期比+34.8%。会社は四半期の伸び率を「1〜3月+28.8%→4〜6月+40.5%」と短信に明記。1〜3月の1,554億円を差し引くと4〜6月は1,798億円。1台あたりの受注単価は2025年度平均の7,960万円から8,180万円。MRO(保守・修理・オーバーホール)・部品・エンジニアリングの受注も737億円(+23.3%)
・採算:中間期の売上収益2,767億円(+21.6%)・営業利益93億円(+43.0%)=営業利益率3.4%。1〜3月(売上1,355億円・営業利益34億円=2.5%)を差し引くと、4〜6月単独は売上1,412億円・営業利益59億円=4.2%
・受注残:機械本体で2,400億円(2025年12月末)→2,660億円(3月末)→3,030億円(6月末)。会社は「下半期(7〜12月期)以降の売上収益に寄与する見込み」と記述
・計画の増額:年度受注見通し5,800億→6,300億円(前年度比+20.4%)、通期は売上5,650億→5,800億円・営業利益280億→300億円・当期利益150億→155億円(1株あたり91.35円→93.26円)。修正後の通期の営業利益率は5.2%にあたる。会社が挙げた理由は「グローバルで受注が好調に推移した」ことと「対ユーロで円安基調が継続し、想定為替レートを見直した」ことの2つ(想定レートは米ドル154.1円・ユーロ182.3円)。配当は年105円のまま修正なし
・7/30には2026年度株主優待の要件決定も開示されていた(12月末時点で500株以上を1年以上継続保有・要件は前年から変更なし)。前回の記録では触れていなかったので、ここに置いておく。
② 見立ては変わったか——🚩要検討。このページの軸は「受注(量)は過去最高に戻った。採算(利益率)の回復はこれから」で、今週その後半にあたる最初の実績値(4〜6月の営業利益率4.2%)が出て、会社も計画を増額した。数字の位置は、1〜3月の2.5%から1.7ポイント上、修正後の通期計画5.2%からは1.0ポイント下。軸が入れ替わったわけではないが、「これから」と書いた部分をどう書き直すかは検討が要る。本文の各章(第2章の通期計画5,650億・280億、第3章のPERの前提など)は1Q時点の数字のままで、ここでは自動では書き換えない。次回の本文更新で扱う。
③ 🔒 前に見ていた材料、その後(7/31に書いたまま・書き換えていません)
(a) 4〜6月の受注額(1,554億円/1,450億円/1,346億円の3本の線を置いていた)→ 中間期3,352億円から1〜3月を差し引くと1,798億円で、3本とも上回っている。会社の記述は「4〜6月+40.5%」
(b) 2Q単独の営業利益率(1Qの2.5%を上回るか)→ 差し引きで4.2%。1Qより1.7ポイント上、修正後の通期計画5.2%より1.0ポイント下
(c) 計画の再修正(年度受注5,800億・通期営業280億円を会社が動かすか)→ どちらも増額。受注6,300億円・営業利益300億円
(d) 判定の窓(開示が引け後なら翌営業日から3営業日の終値をTOPIX相対で見る)→ 開示は前回までと同じ15:30で、値付けは翌8/5から。開示日の終値3,907円から3営業日後の8/7終値3,655円まで▼6.4%。同じ期間のTOPIXは+2.9%で、差は▼9.3pt。1日ずつでは8/5▼4.6%(TOPIXが+2.1%だった日)・8/6+0.9%・8/7▼2.8%。なお8/5の出来高377万株は直近3か月の1日平均(約137万株)の2.8倍。
今週からの観察ポイント(あとから書き換えず、翌週に事実と突き合わせます)
・8/12ごろ公表の信用残(8/7時点):直近は7/31時点で買い残42.1万株・売り残6.8万株=信用倍率6.2倍。決算前の1週間に買い残が52.1万株から約2割減っていた。決算をはさんで買い残がどちらへ動くか
・2つの高値:終値が8/4の3,907円(2026年の終値ベースで最も高い)を上回るか。さらに8/5の3,980円(2026年の場中高値)を上回るか。下の側では7月の安値3,389円(7/17終値)
・下半期の採算:増額後の通期営業利益300億円に対して中間期は93億円=進捗31%。下半期に必要な207億円をどう確保するかは、11月上旬(例年)の3Qが最初の手がかりになる
④ 📅 次に見るもの——8/12(水)米CPI・8/12ごろ公表の信用残(8/7時点)→毎週の信用残の公表・3Q決算(例年11月上旬)。
確認済み(機械監視): 業績開示=8/4に2Q決算・通期予想の上方修正 / 需給=信用倍率6.2倍(7/31時点) / 株価=8/5の場中高値3,980円の▼8.2%下 / 会社予想PER=39.2倍(8/7終値・修正後の予想EPS 93.26円)
📌 今週の要点:今週は会社の開示がなく、値動きは市場全体の波——7/28は▼5.4%(TOPIX▼2.5%の全面安の日)、7/31は+6.3%(米ハイテク好決算を受けたAI・半導体関連の全面高の日=日経報道)。2Q決算の発表が目前(例年8月上旬・前年は8/1)のため、発表前に「ここを見る」を下に固定しておく(あとから書き換えません)。
① 新しく分かったこと
今週の適時開示はなし。7月中旬以降の株価は3,389円(7/17終値)〜3,796円(7/27終値)の範囲で乱高下しつつ、週末は3,720円。今週大きく動いた7/28と7/31は市場全体・半導体の全面安/全面高と同じ日で、地合いの波が主因と読める(7/31はTOPIX+1.3%・アドバンテスト+16%の日)。ほかの要因を排除できるわけではない。
② いまの見立ての軸(初回のため固定)——「受注(量)は過去最高に戻った。採算(利益率)の回復はこれから」。数字で確認できているのは前者までで、後者の答えは2Q決算から出始める。
③ 🔒 2Q決算でここを見る(発表前に固定・あとから書き換えません)
(a) 4〜6月の受注額:1,554億円超=加速/1,450億円以上=四半期平均ペース(5,800÷4)を維持/1,346億円以上=上期で年度計画の半分(2,900億円)に届く「計画線」/1,346億円未満=計画に黄信号
(b) 2Q単独の営業利益率:1Qの2.5%を上回るか(通期計画の5.0%へ戻る軌道が見えるか)
(c) 計画の再修正:年度受注5,800億・通期営業280億円を、会社がさらに動かすか
(d) 判定の窓:発表が過去実績どおり引け後(過去2回は15:30)なら、値付けの本番は発表の翌営業日。そこから3営業日の終値までをTOPIXとの相対で観測する(市場全体の波と区別するため)。決算直後の1日の反応だけでは判定しない。
④ 📅 次に見るもの——2Q決算(例年8月上旬・確定日は上の予定欄に自動反映)→翌営業日からの値付け・毎週の信用残の公表・11月上旬の3Q(例年実績)。
確認済み(機械監視): 業績開示=今週なし / 需給=信用倍率8.1倍(7/24) / 株価=年初来高値3,940円の▼5.6%下 / 会社予想PER=40.7倍(7/31終値)
未来のことで確定している数少ない事実=「いつ・何が出るか」。自社の予定だけでなく、市場全体の経済イベントもここに出ます。日付はすべて日本時間・日をタップすると詳細が表示されます。
丸い番号をタップすると、その出来事の「なぜ」に飛びます。
出典:株価・信用データはマーケットデータ、市場のできごとは適時開示ほか公開情報。金額は調整後終値。チャート:TradingView Lightweight Charts™
ファンダメンタルズ 受注(量)は過去最高水準・採算(利益率)は回復途上。4〜6月の営業利益率は4.2%(1〜3月2.5%)まで戻り、会社は通期計画を300億円・5.2%へ増額(8/4)。受注残は3,030億円(6月末)。残る関門は下期に要る6.8%。
需給 信用倍率6.2倍(7/31公表)・買い残42.1万株・売り残6.8万株。決算前の1週間で買い残は52.1万株から約2割減。買い残の絶対量は1日の出来高(直近3か月の平均約137万株)の3分の1程度(残高と出来高は性質が違うため、この比は目安にすぎない)。8/7時点の信用残は8/12ごろ公表(8/11は山の日で休場)。
テクニカル 3,655円。年初来高値は8/5の3,980円(取引時間中)に更新され、そこから▼8.2%下。終値ベースの2026年最高値は8/4の3,907円。下側の目安は7月の安値3,389円(7/17終値)。確認は①3,980円を出来高を伴って超えられるか ②3,389円を終値で守るか ③3Q決算(例年11月上旬)——の3点。
※「上がる/下がる」の断定はしません。いまの状態の要約と、確認すべき条件です。詳しくは以下の各章で。
一つの好材料で上がったのではありません。利益率の崩壊を織り込んだ2025年10月の急落を底の入り口に、2026年2月の新年度計画で底値を探り、5/1の「受注過去最高」が点火して切り返した——という一年です。表はいちばん上が根っこ(土台)で、下へ行くほど新しい話になります。
受注はいちばん早く動く先行指標、売上は受注残の消化、利益はいちばん遅れて出てくる結果です。「増収増益」の見出しだけを見ると、受注がすでに鈍っていても気づけません。逆に、利益がまだ薄くても受注が伸びていれば、変化は先行指標の側に先に出ている——という順番で読めます。決算のたびに受注→利益率→計画修正の順で見るのが、この銘柄の型です。
短期の値動きから離れて、会社そのものを見ます。DMG森精機は工作機械の専業で世界最大級。5軸加工機・複合加工機など高付加価値機が主力で、機械販売に加えてMRO(保守・修理・オーバーホール)・部品・エンジニアリングが受注の23%を占めます。東証プライム上場・12月期決算・IFRS。数字の出どころは決算短信・適時開示の実数です。
実績3年の売上は5,150〜5,409億円の範囲(約5%の減収)で、2026年は計画5,650億円。売上の振れに対して利益率の振れがはるかに大きい——業界で典型とされる構図(受注減→値引き・操業度悪化が利益を先に潰す)が、売上ほぼ据え置きで利益のみ大幅減という下方修正の形にも表れました。受注が切り返したいまは、単価と利益率がそろって上がるかを見る局面です。単価は1Q時点の7,960万→8,420万円から上期通算8,180万円へ——上期平均が1Q単独を下回った=4〜6月の単価は1〜3月より低い、という向きになりました(台数が開示されないため2Q単独の値は出せません)。一方で4〜6月の営業利益率は4.2%へ上がっている。単価ではなく数量と操業度が効いた四半期だった可能性があり、ここは3Qでもう一度確認します。
受注の量(上期3,352億円・年度計画6,300億円)→受注残の積み上がり(3,030億円)→下期の売上化→利益率の回復(2.5%→4.2%→計画5.2%)→計画達成(営業300億円)。この鎖のどこが切れても計画は崩れます。2Qで鎖の入口(受注+34.8%)と出口の1段目(4〜6月4.2%)はどちらも通りました。残るのは下期で、計画を逆算すると売上3,033億円・営業207億円=営業利益率6.8%が要ります。次の確認は11月上旬(例年)の3Q決算です。会社は「受注残は2Q以降の売上収益に寄与する予定」と短信に明記しています。
PER=株価が「1年分の利益」の何倍まで買われているか。数字が小さいほど割安に見えます——が、この銘柄ではどのEPS(1株利益)を分母に選ぶかで数字が2倍近く変わります。
計算:その日の終値 ÷ その時点で公表済みの会社予想EPS。予想EPSは58.20円(2/10の期初計画)→91.35円(5/1の上方修正)。どちらも引け後開示のため翌営業日から分母に反映。
読み方 ── サイクルの株には教科書的な逆説があります——利益が谷にいるときほどPERは高く見え、山にいるときほど安く見える。いまの39.2倍は「2026年の利益はまだ回復の途中(営業利益率5.2%計画・ピークは10%)」という分母の事情を大きく映した数字です。8/4の2Qで回復の1段目(4〜6月4.2%)は数字になりましたが、PERはほとんど動きませんでした——利益率が上がった分だけ株価も上がっていたためで、市場は回復の1段目をすでに織り込んでいた、と読めます。この数字を「高い/安い」と言い切るには、下期に要る6.8%へ実際に届くかを決算ごとに確認していくしかありません——それがこのページの読み方フレーム(上の観察ポイント)です。
いまの株価に織り込まれている前提
いまの3,655円が成立するために必要な前提を挙げると、「受注が年度6,300億円の増額計画に届く(下期は前年同期比+7.4%相当で足りる計算=会社の下期前提は上期の+34.8%から大きく減速している)」「営業利益率が下期6.8%へ上がる(4〜6月は4.2%)」「ユーロ高(円安)が大きく反転しない(想定は1ユーロ182.3円・1米ドル154.1円)」——このどれもが崩れていないこと、と整理できます(株価から前提を一意に逆算できるわけではありません)。3月末の安値2,307.5円からの+58%は、この前提への信頼が積み上がった分と読めます。
崩れる合図──3Qの受注が4〜6月の1,798億円から大きく落ち、下期に要る2,948億円のペースを割る/3Q単独の営業利益率が4.2%前後で足踏みし、下期に要る6.8%から離れる/年度計画の下方修正/想定為替(1ユーロ182.3円)を大きく割り込む円高。どれかが出たら、このページの見立ては見直しです。
売買の指示はしません。過去1年の値動きが「どの価格帯で折り返してきたか」を、機械的なルールで塗った地図です。決めるのは、この地図を見たあなたです。
この地図には2種類の帯があります。面の帯(塗り)=10日以上離れて3回以上、値動きが折り返した価格帯。青の斜線=下げ止まりの記録がある支持帯、橙の点=上値を抑えられた記録がある抵抗帯。支持と抵抗の両方の記録が同じ価格圏に重なった帯は売り買いが交錯した帯として1本にまとめています。枠の帯(囲み)=大きな値動きが始まった起点の値幅(青枠=上向き、橙枠=下向きの起点)。帯の位置は機械的なルールで引き、名前(支持帯・抵抗帯・上場来高値の帯など)は分かりやすさのための呼び名です——手で選んでいません。チャート上の①〜⑤は、下の説明と対応しています。各帯のPERは会社予想EPS 93.26円(2026年12月期・2026-08-04開示)で換算した参考値で、予想EPSが変わればPERの位置も動きます。
接触4回:反落4・上抜け0・未決着0|判定期間:直近1年(2025-07-29〜2026-08-10)|接触日=05/12、06/22、07/06、07/27
この帯に近づいたら確認する3点——①次の決算・KPIの進捗 ②信用残の変化 ③市場全体の地合い
支持側と抵抗側の記録が同じ価格圏に重なった帯(重なり率50%超のため1本に統合)。
支持ピボット4回(下げ止まり4・割れ0・未決着0|接触日=08/07、05/20、06/11、07/17)
抵抗ピボット3回(反落3・上抜け0・未決着0|接触日=09/09、10/10、02/10)
判定期間:直近1年(2025-07-29〜2026-08-10)
この帯に近づいたら確認する3点——①次の決算・KPIの進捗 ②信用残の変化 ③市場全体の地合い
2026-02-27から5営業日で-15.1%の下げが始まった日の値幅(4.4ATR)|その後の再訪1回:反落0・上抜け1・未決着0|②・④の帯と一部交差
支持側と抵抗側の記録が同じ価格圏に重なった帯(重なり率50%超のため1本に統合)。
支持ピボット3回(下げ止まり2・割れ0・未決着1|接触日=09/02、09/19、02/17)
抵抗ピボット4回(反落3・上抜け0・未決着1|接触日=11/13、12/10、01/16、04/14)
判定期間:直近1年(2025-07-29〜2026-08-10)
この帯に近づいたら確認する3点——①次の決算・KPIの進捗 ②信用残の変化 ③市場全体の地合い
接触3回:下げ止まり3・割れ0・未決着0|判定期間:直近1年(2025-07-29〜2026-08-10)|接触日=11/19、01/29、04/23
この帯に近づいたら確認する3点——①次の決算・KPIの進捗 ②信用残の変化 ③市場全体の地合い
2026-02-02から5営業日で+15.5%の上げが始まった日の値幅|その後の再訪2回:下げ止まり0・割れ2・未決着0|④の帯と大きく重なる(狭い方の帯幅の50%)=2つの別ルールが近い場所を指した帯。ほかに⑤とも一部交差
2025-10-27から5営業日で-25.9%の下げが始まった日の値幅|その後の再訪3回:反落1・上抜け2・未決着0|②の帯と大きく重なる(狭い方の帯幅の100%)=2つの別ルールが近い場所を指した帯
5営業日で+27.5%の上げの起点。直近1年より前のため参考表示(チャートには塗っていません)。相場環境が今と異なる時期の記録です。
5営業日で+16.2%の上げの起点。直近1年より前のため参考表示(チャートには塗っていません)。相場環境が今と異なる時期の記録です。
5営業日で-12.5%の下げの起点。直近1年より前のため参考表示(チャートには塗っていません)。相場環境が今と異なる時期の記録です。
参考:PERの物差し(会社予想EPS 93.26円=2026年12月期予想・2026-08-04開示)
27倍=2,518円/28倍=2,611円/34倍=3,171円/39倍=3,637円/42倍=3,917円/43倍=4,010円。現値3,674円≒PER39.4倍。
※PERは会社予想が変わればラインごと動きます。帯とPER水準が重なるのは結果であって、どちらかが根拠というわけではありません。
⚠ 過去に折り返した帯・値動きの起点の帯は約束ではありません。支持帯を終値で2日連続下回った場合は、その帯の下げ止まり記録が崩れたものとして、次の開示と市場全体の地合いを確認します。帯のルール=面の帯:10日以上離れた接触3回以上・幅は接触価格±0.25ATR/枠の帯:直前5日の終値最安(最高)の日から5営業日以内に3.0ATR以上動いた日の値幅(値動きの大きい順に各方向3本まで・今回ほかに12本の起点を省略)。この帯は毎週、同じルールで機械的に引き直します。
売買の指示ではありません。よく見られる目安と、いまの位置の記述です。
位置の整理 ── 5/7の急騰(+19.6%)以降、株価は3,389〜3,940円(下限=7/17終値・上限=5/12取引時間中高値)のレンジでのもみ合いが3ヶ月近く続きました。8/4の2Q決算をはさんだ8/5に、年初来高値は3,980円(取引時間中)へ更新——ただし8/7終値は3,655円で、レンジの中へ戻っています——レンジの上限・下限のどちらを離れるか——次の確認点は3Q決算(例年11月上旬)です。需給面は、7/31公表時点の信用買い残が出来高対比で小さい状態です(週次で変わる数字であり、恒常的な特徴ではありません)。
↓印=窓開け(前日から飛んで下げた日)。縦軸=株価(円)・横軸=日付。線の意味は凡例のとおり。毎日夜に自動更新。
左目盛:万株(線)。下の棒:1日の売買代金(億円)。信用残は週1回の公表。
結論を先に——いまの3,720円は「受注の過去最高」を織り込み終え、「利益率の回復」を先取りしはじめた値段です。前者は5/1に数字で確認済み、後者はまだ計画の中にしかない。その答え合わせの第1回がまもなく発表される2Q決算(例年8月上旬・前年は8/1)です。読み方の条件は「今週なにが変わったか」欄に発表前に固定して置いてあります。
このページの「なぜ」は、以下の適時開示と市場データをもとに、アルミナが整理・解釈したものです。
決算数値は適時開示の実数(IFRS)。「ピーク利益で見ると」等のアルミナ試算は本文に試算と明記し、会社開示と区別しています。